ひやま歯科ブログ blog

続・100分 de名著『星の王子さま』

トリートメント・コーディネーターの小林です。
前回は『星の王子さま』の著者についてお話しさせていただきました。
今回は、物語の内容について、お話しさせていただきます。

物語は飛行士が思い出を語る形で進みます。飛行士は幼い頃、画家になるのが夢でした。
しかし才能を認めてもらえず、夢をあきらめました。ある日、飛行士は砂漠に不時着、
星から来た王子に出会います。王子の純粋な質問に答えるうちに飛行士はあることに気づきます。
自分が物足りない毎日を送っていたのは、子どもの頃の情熱を失っていたからだと。
子どもの一途な心があってこそ、大人の経験が生きてくる。子どもと大人のバランスがとれるよう、
心を常に手入れしなくては幸せになれない。第1回では、幸せを失わない心のあり方について問い直します。

王子は飛行士にこれまでの旅を語り始めます。ある日、王子の星にバラが咲きました。
バラを見たのは初めてだった王子は、感激して世話をしますが、バラは強気で王子につれなかったのです。
実はバラは王子への愛を素直に表せなかったのです。王子は傷つき、星々をめぐる旅に出ます。
そこには自己中心的な欲望にとらわれた大人たちがいました。やがて王子は、強いとばかり思ってきたバラが、いつ枯れてしまうか分からない弱い存在であることを知ります。
王子は、自分もバラも自己を中心に置きすぎていた、だから傷つけ合うことになったのだと悟ります。
第2回では、人間の愚かさと、他人の立場に立つことの大切さについて考えます。

7つめの星・地球で、王子は5千本のバラが咲いている庭を目にします。
世界にひとつしかないと思っていたバラがこんなにある。自分が愛したバラが、
何の変哲もない花に過ぎなかったことを知り、王子はショックを受けます。
すると狐が王子に声をかけました。狐は王子に、愛は時間によって育まれると言う。
共に過ごした時があるからこそ、かけがえのない唯一の存在になるのだと。
王子は、狐との出会いを通して、幸せとは時間をかけて自分で作り出すものだと悟るのでした。
第3回では、本当の絆のつくり方について語ります。

不時着して8日目。飛行機の修理は進まず飲み水もつき、困り果てた飛行士を見て、
王子は井戸を探しに行こうと提案します。
歩きながら王子は「月夜の砂漠が美しいのは砂漠がどこかに井戸を隠しているからだよ」とつぶやきます。
初対面の時と仲良くなった後では人の印象が異なるように、世界は心によって違う姿を見せます。
心の影響力の大きさを、詩的に表した美しい言葉でした。そして夜が明ける頃、ついに井戸が見つかります。
それはふたりの間の絆が確かなものになった瞬間だったが、実は悲しい別れの始まりでもありました。
第4回では、世界が心によってどう変わるのかを、ラストシーンから探っていきます。

私が『星の王子さま』を初めて読んだのは10代の頃でした。
20代になって再び読み返してみると、10代の頃には理解できなかった事柄が理解でき、
感じ方も変わるという不思議な体験をしました。
私が『星の王子さま』が好きな理由のひとつです。

川崎区 小児歯科専門医のいる ひやま歯科クリニック
トリートメント・コーディネーターの小林でした。

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