歯周病治療periodontics

忍び寄る歯周病、
あなたは大丈夫ですか?

歯周病は非常に罹患率の高い疾患で、世界で最も蔓延している病気とも言われています。
この病気の怖いところは、自覚症状がほとんどないまま進行し、気づいた時には歯を抜くしかない、という症例が比較的多いという事です。
虫歯のようにひどい痛みや歯が黒くなるといった分かりやすい症状がないため、定期的なメンテナンスによってケアしていくしかありません。

歯周病とは?

歯周病または歯槽膿漏といった病名を1度は聞いたことがあると思います。しかしどんな病気かと聞かれると分からないという方も大勢いらっしゃいます。
歯周病は口腔内の二大疾患の1つと数えられる細菌感染症です。細菌の増殖によって歯周組織と呼ばれる歯肉、歯と歯を支える骨の間のクッションである歯根膜、歯の根を覆うセメント質、歯を支える歯槽骨という4つの組織が破壊される疾患で、特に歯槽骨が破壊されてしまうと歯が抜けてしまう可能性が高くなります。一般的に次の項目に当てはまる方は要注意です。

  1. お口のねばつきが気になる
  2. 1年以上歯科医院に行っていない
  3. 歯磨きをすると血が出る
  4. 口臭が気になる
  5. 何も食べていないときでも変な味がする

歯周病の進行

  • 01
    歯肉炎

    歯肉が腫れている状態です。この段階ではまだ他の歯周組織にダメージがないため、日々のブラッシングやクリーニングによって治すことができます。

  • 02
    軽度歯周病

    歯と歯茎の間に歯周ポケットという深い溝が形成され、歯石が溜まっている状態です。日々の正しいブラッシングに加え、専門家による歯石取りやクリーニングが必要です。

  • 03
    中等度歯周病

    歯周ポケットの深い部分にも歯石や汚れが溜まっている状態です。日々のブラッシング、歯石取りなどに加え、歯周外科などの手術が必要になる場合もあります。

  • 04
    重度歯周病

    歯周病が進行し、歯を支える骨がほとんど残っていない状態です。残念ですが、多くの歯が抜歯となる可能性が高くなります。

FLOW

  1. STEP
    歯周基本検査

    歯周病の進行度や、歯石のついている場所、歯周ポケットの深さなど、治療前の状態を記録します。

  2. STEP
    TBI・スケーリング

    日々のブラッシングが適切でないと、歯周病が悪化してしまい、治療中も痛みが出ることがあります。まずは正しい歯磨きの方法を習得していただき、歯石取りを行っていきます。

  3. STEP
    再検査

    日々のブラッシングや歯石取りの効果を確かめるために、再度検査を行います。歯肉の状態が良好であれば、治療を終了してメンテナンスへ移行します。治っていない部分があれば、引き続き治療を行います。

  4. STEP
    SRP・歯周外科処置

    必要に応じて、歯ぐきの中の歯石を取るSRPや、歯茎を切開して歯石を取る歯周外科処置などを行います。

  5. STEP
    再検査

    SRPや歯周外科処置の効果を確認するために再度検査を行います。検査で悪い値がなければメンテナンスへ移行します。歯周病が治癒していない部分については、再度治療を行います。

  6. STEP
    メンテナンス

    治療して治ったとしても、歯周病は再発しやすい疾患です。定期的にメンテナンスを受けて、良い状態を維持しましょう。

歯周外科処置とは?

  • フラップ手術

    歯肉を切開して、普段は歯茎の中に隠れている歯の根を露出させ、付着している歯石を取り除いてから元に戻して縫合します。目で見たり、道具が届かない部分の歯石もしっかりと落とすことができます。

  • 根尖側移動術

    歯肉が歯の根にくっついていなかったり、歯周ポケットが深く歯ブラシがしにくい場合は歯肉を一部切除する手術を行います。歯肉が下がってしまいますが、歯周病の進行を抑え健康的な歯周組織を残すことができます。

  • 遊離歯肉移植術

    歯茎が下がってしまった部分に、別の歯肉を移植する治療法です。歯肉が下がったままだと、見た目が悪いだけでなく、歯磨きがしにくくなるなどの利点があります。

  • 歯周組織再生治療

    フラップ手術で歯肉を切開し、歯石などを取り除いた後、歯周組織を再生させる特殊な薬剤を塗布して縫合します。薬剤の効果によって、歯周組織が再生され、しっかりと歯を支えることができます。

ひやま歯科クリニックの
歯周病治療の特徴

ひやま歯科クリニックでは、歯科衛生士が丁寧に歯磨き指導を行い、歯周病治療をサポートします。また、週に1度は大学で歯周病を専門に勉強する歯科医師が治療を担当します。
歯周病は手ごわい疾患ですが、しっかりと治療を行うことで、健康なお口を取り戻すことができます。スタッフ一同治療のために努力する患者様を応援しますので、一緒に頑張っていきましょう。

歯周病を予防するには?

歯周病は治療が難しく、治っても再発しやすい疾患です。そのため、そもそも歯周病にならないことが非常に重要です。
30代以降は歯周病の有病率が高く、80%以上に兆候が見られると言われています。早い段階から歯科医院への定期的な通院を心がけメンテナンスを行うことで、歯周病だけでなく、虫歯の予防にもなります。

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